
解答

絶対値のついた関数の定積分を考えるときは,まず,積分区間における関数の符号を調べる。ここでは「
」つまり
についての積分であるから,
の関数
の
における符号を考える。すると
を境にして
の符号は変化するから,
と区間
の位置関係によって,場合分けをする必要があることがわかる。
〔解答〕
(ⅰ)
のとき
において
であるから

(ⅰ)のときの答えを求める式を立てて
(ⅰ)のときの答えを求めて
(ⅱ)
のとき
において![]()
において![]()
であるから

(ⅱ)のときの答えを求める式を立てて
(ⅱ)のときの答えを求めて
(ⅲ)
のとき
において
であるから

(ⅲ)のときの答えを求める式を立てて
(ⅲ)のときの答えを求めて
答 

解答
まず,
のときの定積分
を
と同様に考えて求める。面積を求めるときは,
における
と
の大小関係を調べて,定積分の式を作る。
〔解答〕
で考えると
区間
において![]()
であるから

での
を求める式を立てて
を求めて
ここで,
において,常に
であるから,求める部分の面積を
とすると


求める面積を定積分で表して
答えを求めて
答 ![]()