筑波大学 人文・文化学群 比較文化学類
Y・Uさん(沖縄県立向陽高校出身)
高校時代の私は野球部に所属し、マネージャーを務めていました。平日に毎日行われる練習に立ち会うのはもちろん、休日に組まれる試合にも必ず同行していたため、とても忙しく、勉強時間が思うようにとれませんでした。授業を集中して聞いていたので定期考査の成績は良かったものの、大学入試に向けては不安が少しずつ大きくなっていきました。学年が上がるにつれて、「何となく分かるけれど、しっかり理解できていないな…」と感じる教科・科目も出てきたからです。そうした中、高2の2月に「合格への戦略」と出会いました。模試の結果などから、教科・科目ごとに課題のある単元・分野を洗い出して示してくれる機能があることを知り、時間のない自分でも、効率よく入試対策が立てられそうだと思いました。塾に通うより費用がずっと安いことも魅力的でしたから、早速申し込んだのです。
「合格への戦略」は、スキマ時間を中心に活用しました。例えば、センター試験に向け、英語のリスニングの問題に繰り返し取り組みました。リスニングの教材は探しても見つからず、困っていただけに、とても助かりました。センター試験本番での得点も高く、学習の成果が表れたと思います。また、国語では、以前は「現代文」の読解問題に苦戦していました。模試などで不正解だった問題の模範解答を読んでも、なぜその答えになるのかがピンとこなかったのです。その点、「合格への戦略」の動画による解説では、課題文の筆者の視点や出題者の意図にまで踏み込んで、詳しく分析してくれました。おかげで、読解や解答のポイントを把握でき、その後の成績の伸びにつながりました。受験勉強を本格化させたのは、部活動を引退した高3の6月からですが、それまでに論理的な読解力の基礎をしっかり固められたと感じています。
故郷・沖縄の固有の文化に関心があった私は、大学では、他の民族の言語と比較しながら琉球語を研究したいと考えていました。そこで、高1の頃から大学・学部を調べ始め、高2の初めには、筑波大学人文・文化学群比較文化学類を第1志望に決めました。言語や文学、芸術といった幅広い観点から世界中の文化について学べるという、規模の大きさに魅了されたのです。正直、模試などでの判定は思うように伸びませんでしたが、それでも、志望大を変える気にはなりませんでした。自分にできる勉強をコツコツと積み重ねれば、結果は必ず後からついてくると思っていたからです。あこがれの大学に進学した今では、やりたいことがさらに具体化し、少数言語への各国の保護政策などを参照しながら、琉球語を次代にいかに継承するかを検討したいと考えています。将来は学芸員などの研究職を目指し、資格を取得するための授業も今後履修していきたいと思っています。